インプラントを入れた日から噛んだりすることができるインプラント(即日インプラント)です。従来のインプラントでは骨の中にインプラントを埋入してから3~6ヶ月待って、それから型をとって最終的な人工歯をセットするというのが普通でした。

しかし、最近の研究により、インプラントを入れたその日にそのインプラントに即時人工歯をセットして、その日のうちに食べたりすることが可能になりました。

また、従来のインプラント治療では埋入した後2週間(インプラント手術のキズが治る間)は取り外しの今まで使用していた入れ歯を入れることができません。

インプラントと歯ぐきの粘膜の下にあるインプラントが干渉して、インプラントを動かす力が加わり、インプラントが接着しないのを防ぐためです。
つまり、インプラントを入れた直後のまるまる2週間は、入れ歯なし、歯なしの状態でいなければなりません。

しかし、即日インプラントを使用すると、インプラントを入れたその日のうちに、固定式で、取り外ししたりしなくてすむ即時人工歯がはいりますので、口の中に歯がない、つまり歯がない時期がなくなります。社会生活の中で、まるまる2週間もまるっきり歯を入れずに生活することは、大変むずかしく苦労を伴うものですが、このインプラントを使用すると、その苦労がなくなります。

即日インプラント治療の1日の流れ

9:15~9:30
9:30~12:00
12:00~14:00
14:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00
歯のクリーニング
インプラント埋入の手術
休憩・技工室での調整
治療室での人工歯の調整
休憩
人工歯のセット
終了

※ 典型的な即日インプラント治療の流れです。骨が柔らかい、骨密度が低い、骨の厚みが薄い場合は、この即日インプラントの適応症ではありません。