インプラント界では東京などの大都市を中心に激安インプラント治療が注目をあつめました。

最近では、その格安インプラント歯科医院での、たてつづいての不祥事、また、格安レーシック治療医院(近視の手術)での不祥事で一時期の熱は冷めつつはありますが、以前ほどではありませんが、違いについて質問を受ける場合があります。

格安インプラント治療医院のなかには、付随する手術、上部構造、人工歯の費用をトータルすると通常の歯科医院とあまり費用がかわらないところもりますが、ここでは、そういうところは、除外して説明します。

多くの場合、いろいろな付随する処置を含めるとホームページでうたっているほどではありませんが実際に格安です。そして、最近マスコミで話題になった不祥事は、そういう歯科医院でおきています。

通常以上のインプラント、材料を使用している歯科医院の歯科医にとっては、とても考えられない格安さです。

日本で1人の患者さんのために、インプラントそのもの以外に、ちょっとした材料を買えば数万円はすぐいってしまうのを考慮すれば、考えられないことです。薄利多売といっても、限度があります。

どこかで無理をしなければ、やっていけるとは、普通にやっている歯科医には思われません。だからこそ、マスコミでも大々的にとりあげられるほどの問題をおこす結果になったものとおもわれます。

格安インプラント治療医院は、そういう形で運営しだしてあまり時間がたっていません。ずっとそういう歯科医院が存在しつづけられるのかもわかりません。もし閉院すれば、何かトラブルがおきれば対処しにくくなります(インプラントの種類、サイズをしらべたり、一番むずかしいことですが、その後の面倒をみてもらえる歯科医院をさがさなくてはいけなくなります。だれも他の歯科医のいれたインプラントのアフターケアをすすんでしたい歯科医はいません。)

格安インプラント治療医院のホームページで代表症例のレントゲンをみても、こんなの何年もつのだろうかと疑問をもつものもあります。

もちろんホームページで載せているぐらいですから自信をもっている症例なのでしょうけれど、やはり、材料代は少しかかっても、ひと工夫(テクニックと熟練が要りますが)必要なのではないだろうかと思ってしまいます。

初めて、インプラントを埋入する歯科医でも大丈夫な骨、粘膜軟などの軟組織の状態である患者さんで、その後のリスク、を理解、承諾されておられれば、激安インプラントもいいのかもしれません。

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